- rtkyns5321
ピアノ解体
先日、お客様からピアノ処分の相談を受けました。
ピアノ処分 → ピアノ買取業者と通常はなりますが、この度のピアノは買取業者すべてが
買取対象外のメーカーだった為、廃棄処分の見積もりを片付け業者に依頼したところ、
処分に5万円掛かると言われたとのこと。。
大体その位は言われちゃうんですよね・・。
お客様の予算的にそれは厳しいとの事で、一肌脱ぐことになりました。
方法としては、全ての部品を100kg以内に解体し外への搬出までは当社で施行し、お客様に市の粗大ごみに収集を依頼して貰うという流れに。
(解体・搬出費 税別15,000円 と 市の粗大ごみ券650円×2枚)

こいつがブツです。早速ちゃっちゃと壊していきます。




ピアノ線は切った瞬間に弾けますんで保護メガネとか着用した方が良いです。






ここまでは30分くらいで完了してます。なんてことありません。
問題はここから・・・

このおびただしい程のピアノ線の糸巻き(?)
こいつを取り外していかなければならないのです。

こいつがまた鋼鉄部品を貫き、ジャストフィットで固く本体に埋め込んでおり、しかもネジ状では無いんです。
恐らくは抜き取り用の専用工具があるのでしょうが、私はそんな粋な工具を持ち合わせておりません。

毎度使用していますが、持ち合わせている工具の中で使えそうな物をチョイス♪
ここからインパクトドライバーのバッテリー2個を何度も充電しながら、地道にピンを取り外します。

決してネジ状ではないので回せば取れるというものでもなく、高速で回しながら少し引っ張る感じで抜いていきます。
モーターが熱くなり焼き付く可能性もあるので急がず機械に休憩を与えながら・・。

ここまでピンを外したら、作業台代わりにしてた鍵盤の台を取り外します。

最後に残りのピンを抜いたらこの様に鋼鉄部品が外れます。
この鋼鉄部品は80kg程ありますので、頑強な男性2名で搬出しないといけませんね♪
残った本体も90kg程になりますので、これで解体作業としては完了です。
外した細かい部品はごみ袋に入れて、解体部品と一緒に外へ搬出して作業は完了がしました。時間は全工程で3時間ほど要してます。
ちなみに今回のお宅は家屋解体が前提でしたので床の養生作業はしておりませんが、通常はがっちり養生してますので!!!